2012年2月17日金曜日

中南米進出に成功の中国製自動車:日本車の1/3値段

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レコードチャイナ 配信日時:2012年2月16日 15時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58764&type=0

中南米進出に成功の中国製自動車、
欧米進出には品質等の更なる向上が課題

 2012年2月11日、米華字紙・国際日報は、中国製自動車がラテンアメリカで人気を博しており、この成功がやがて北米や欧州へ波及する可能性はあるものの、より高い品質とサービスが要求されるだろうと指摘した。
 14日付で中国新聞社が伝えた。

 ラテンアメリカ各国では、経済の発展にともなって自動車市場も成長を続けており、中でも低価格の中国製自動車が大きな人気を博している。
 昨年の中国からの自動車輸出台数は、
 コロンビアへは前年比28%増の32万5000台
 ペルーへは同26%増の10万台
といずれも大幅に増加した。

 中国製自動車は低価格でスタイルや品質も良いため、ラテンアメリカの消費者の多くは、初めての自動車購入の際に日本製中古車ではなく、中国製の新車を選択するという。
 自動車はその他の製品と異なり、単に価格が安いだけでは市場で安定したシェアを確保できない。
 一定の品質が保証されているだけでなく、現地に販売ネットワークを築き、アフターサービスやメンテナンスサービスも確立しなければならない。
 さらに、シェア獲得の最も重要なポイントとなるのは現地の人々の口コミであり、こうした点から考えると、
 中国製自動車はラテンアメリカ市場で今まさに成功の第一歩を勝ち取っ
と言える。

 ラテンアメリカ市場での成功は、北米や欧州市場への成功へとつながる可能性はあるものの、より高い品質とサービスが要求されるだろう。
 これは、これまでに中国が得意としてきた低価格製品の輸出とは大きく異なる。
 また、中国自動車産業が現地市場へ参入することによって、現地の就業機会の創出に貢献できるだけでなく、中国文化の普及に一役買うこともできる。
 ある意味では、
 中国製自動車は海外における中国のイメージの代弁者
にも成り得るのである。




レコードチャイナ 配信日時:2012年2月15日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58713

中国車がラテンアメリカで人気沸騰、カギは値段の安さ

 2012年2月10日、米紙ロサンゼルス・タイムズによると、ラテンアメリカで中国製自動車の数が急増している。
 13日付で環球時報が伝えた。

 ラテンアメリカで価格の安い中国製自動車が現地消費者の収入増加に伴い、飛ぶように売れている。
 リマのタクシー運転手、マリオさんも最初は中国車の安全性やアフターサービスなどが今ひとつ信用できなかったが、
 「徐々に良い評判が耳に入ってくるようになったんです」。
 結局、1万2000ドル(約93万円)で中国車を買った。
 フィアットやルノーの半額だ。
 「決めるまで時間はかかりましたが、良い買い物をしたと思っています」
とマリオさん。

 医師のルイスさんも最初は中古の日本車を買おうと思っていたが、広告に載っているのは値段の安い中国製ばかりであることに気が付いた。
 親戚たちからも中国製にするよう勧められ、結局、1万6000ドル(約124万円)で中国製を購入。
 ルイスさんも、
 「中古を買う金額で新車の中国製が買えるんです。正しい選択をしました」
と話す。

 似たような話がラテンアメリカの至る所で聞こえてくる。
 チェリー(奇瑞)や江淮などの中国ブランドは現地ですっかりお馴染みとなった。
 販売店は次から次へと中国車を市場に送り込んでいる。
 売れ行き好調の理由は値段の安さだ
 欧米製や日本製の半額から3分の1で買える

 世界銀行によると、ラテンアメリカの中産階級は2002年の20%から現在は30%にまで増加した。 
 こうした背景も値段が手頃な中国車の人気に火が付いた大きな原因といえよう。




レコードチャイナ 配信日時:2012年1月28日 15時19分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58240

<中華経済>中国車の輸出が新興市場に集中



 2012年1月26日、中国の自動車メーカーが2011年に輸出した自動車は100万台を超えるが、ほとんどが欧米や日本といった先進国市場を避けて、アフリカ、南米、中東、南アジアといった新興市場に輸出されたものだった。
 中国の各メディアが伝えた。

 吉利や奇瑞などは新興市場への輸出拡大に注力しており、価格の安さを武器に市場を開拓している。
 特に南アフリカでは中国車の人気が高く、現地ではシボレーやフィアットよりも評価が良いというが、ブラジルの消費者からは
 「中国車は確かに安いが、興味のある人は少ない」
との声も聞かれる。

 一方で、新興国重視の姿勢を変える動きも出ているようだ。
 ホンダは中国で生産している小型車の一部をカナダに輸出する計画を発表したほか、吉利もロサンゼルスに本部を設立して米国向け輸出を強化するとの方針を示している。

 アナリストは、中国国内市場が低迷していることもあり、今後数年は輸出の増加が続くと予想している。




レコードチャイナ 配信日時:2011年11月4日 7時9分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55682

中国車の先進国市場進出は時期尚早
「欧米車には勝てない!」

 2011年10月30日、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に
 「中国自動車メーカー、先進国市場に照準」
という論説が掲載された。
 現段階で、中国の今年の自動車輸出は昨年比75%増。
 中国自動車業界は国内販売が頭打ちとなる中、輸出拡大に期待、抜本的な変革を推進している。
 11月1日、新華網が伝えた。

 08年の世界的金融危機が、低コストモデルから高付加価値経済モデルへ転換する好機になることを、中国は願った。
 自動車市場アナリストの中には、中国は早くも「世界の自動車工場」という大志を実現するだろうという者もいる。
 中国車の輸出が増大するにつれ、欧米先進国市場を代表するフォード、フォルクスワーゲン、トヨタなどのメーカーは果たして、中国は脅威と見なすのか、それとも従来通り、中国は新興市場を開拓していくだけなのか、注目が集まっている。

 フィアットとクライスラーのCEOを務めるセルジオ・マルキオンネ氏は今年8月、米ミシガン州で開催された自動車業界の会議で
 「中国は全生産台数のほんの10%を輸出しているにすぎないが、我々が国内市場で直面しているリスクは巨大だ」
と注意を呼びかけた。
 中国の自動車年間生産量は2015年に3000万台を超え、2020年には4000万台に達するとの見方もある。
 中国の大型国有自動車メーカーである
 奇瑞汽車、江淮汽車、力帆集団
はそろって海外拡張計画を策定、海外工場の建設を予定している。

 アナリストによれば、ラテンアメリカ・中東・ロシアなど現有主要市場以外での中国の成功は約束されていない。
 輸出が盛んになっている主な誘引は、疲弊してきている国内需要に対し、中国の自動車メーカーが急激な生産増を必死で継続していることにあるという。
 独コンサルティング会社のローランド・ベルガー上海事務所の張君毅アナリストによれば、 
中国国内市場においてでさえ、国産車は欧米の自動車に勝ち目はない。
 欧米市場では言うまでもないことだ」
と分析する。




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